2026/07/28 12:52


前回の初めてのゴルフ場完全ガイド4|スタート前② スタートまでの流れでは、マスター室からスタートホールまでの流れを解説しました。

今回はいよいよプレー開始です。スタートからグリーンまでの流れとマナーを解説します。初めてのラウンドでは、打つことに集中するあまりマナーを忘れがちです。この記事を読んでおけば、同伴者に迷惑をかけることなく気持ちよくプレーできます。




① 打順を決める

■ スタート抽選器について
1番ホールのティーグラウンドには「スタート抽選器」と呼ばれる金属製のくじ引き棒が置いてあります。参加者全員で引いて、出た番号の順番にティーショットを打ちます。じゃんけんで決めても問題ありません。最初にティーショットを打つ人を「オナー」と呼びます。


■ 2ホール目以降の打順
2ホール目以降は、前のホールでスコアの良かった順番に打ちます。スコアが同じ場合は、前のホールの打順を引き継ぎます。




② ティーグラウンドについて

■ ティーグラウンドの種類
ティーグラウンドは通常、バック・レギュラー・レディースの3種類が用意されています。


・バックティー:距離が最も長い。通常、そのゴルフ場のメンバーが同伴しており、マスター室に申告しないと使用できない
・レギュラーティー:一般的なゴルファーが使用する標準的なティーグラウンド
・レディースティー:女性向けに距離が短く設定されたティーグラウンド


このようにティーグラウンドが分かれているため、ゴルフは男女・年齢問わず平等に楽しめるスポーツになっています。


■ コースレイアウトの確認
ティーショットを打つ前に、カートのナビやスコアカードでコースレイアウトを確認しましょう。


・バンカーや池などのハザードの位置
・コース左右のOBゾーン・1ペナゾーンの確認
・グリーンのピン位置の確認


事前に確認しておくことで、どこに打てば安全かが分かり、スコアメイクに役立ちます。




③ ティーショット

■ マナー
ティーショットは参加者が1人ずつ順番に打ちます。自分が打つ番でない場合は以下のマナーを守りましょう。


・打つ人の視界に入らない位置で静かに待機する
・打つ方向(飛球線)の後方に立たない
・打つ人がバックスイングに入ったら動かない
・自分の影が打つ人にかからないようにする
・他の人がショットする際は静かにする


■ ボールの行方を全員で確認する
セルフプレーの場合はキャディがいないため、打ったボールの行方は同伴者全員で確認しましょう。ボールを見失うと探す時間がかかり、後続組への迷惑になります。


■ ファーの声かけ
ボールが隣のコースや前方の人に向かって飛んでしまった場合は、すぐに大きな声で「ファー!」と叫んで危険を知らせましょう。ゴルフボールは非常に硬く、万が一、人に当たると大ケガにつながります。


■ ティーショットがOBの場合
ティーショットがOBゾーンに出てしまった場合は、以下の2つの選択肢があります。


・打ち直し:1罰打を加えて、同じティーグラウンドから3打目として打ち直す
・前進4打(プレーイング4):2罰打を加えて、ホール前方に設置された特設ティーから4打目としてプレーを再開する。ただし、ゴルフ場のローカルルールによって異なるため、事前に確認しておきましょう


■ ティーショットが1ペナの場合
ボールが1ペナゾーンに入った場合は、1罰打を加えて、ボールがペナルティエリアのラインを横切った地点の横からドロップしてプレーを再開します。


■ 全員が打ったら速やかにカートへ
全員のティーショットが終わったら、速やかにカートに乗り移動しましょう。次の組が待っている場合もあるため、テキパキと動くことが大切です。




④ セカンドショット〜グリーン手前まで

■ マナー

セカンドショット以降もマナーを守ることが大切です。特に以下の点に注意しましょう。


・ボールを探す時間は、ルール上、3分以内と決められています(2019年改正)。3分以内に見つからない場合は紛失球(ロストボール)となり、1罰打で打ち直しになります。プレーの進行のためにも、同伴者全員で協力して、ボールを探しましょう

・隣のコースへ打ち込んだ場合は相手組のプレーの合間に「すみません!」と声をかけ、安全確認してから入る。出入り時は会釈をする
・ダフった場合は削れた芝を戻すか目土で補修する
・バンカーショット後はレーキで跡をならしてから出る(レーキがない場合は足でならす)


■ 安全確認
ショットを打つ前は必ず安全を確認しましょう。


・前の組がまだショットの届く範囲にいる場合は打たない
・ショット前に同伴者へ「打ちます!」と声をかける


■ プレーファーストについて
常に前の組との距離を意識して、プレーファースト(迅速なプレー)を心がけましょう。自分の番が来る前にクラブ選択や距離の確認をしておくことで、スムーズなプレーができます。


■ セカンドショット以降の打順
セカンドショット以降は、グリーンから最も遠い位置にいる人から順番に打ちます。以降も同様に、グリーンから遠い人から打つのが基本です。


■ クラブの準備
毎回カートに戻るのは時間のロスになります。効率よく動くために以下を心がけましょう。


・使いそうなクラブを数本まとめて持って移動する
・グリーンに近づいたらパターも持参する

・ショットを打った後にカートへ戻った際は、状況に応じてクラブをキャディバッグに戻さず、カートに乗ることもあります。全体の進行を優先して判断しましょう。


■ 池に入った場合
ボールが池(ウォーターハザード)に入ってしまった場合は、1罰打を加えて以下のいずれかの方法でプレーを再開します。


・ボールが池のラインを横切った地点の横からドロップして打つ
・前回打った場所に戻って打ち直す


多くのゴルフ場では池の周辺にドロップゾーンが設けられており、そこからドロップしてプレーを再開することもできます。


■ カートの止め位置と移動
カートの止め位置と移動は、同伴者全員がスムーズにプレーできるよう気を配ることが大切です。


・カートは一番手前のボール付近に止める(先に進めすぎると後続組から打ち込まれる危険がある)
・移動させる際は同伴者のクラブが足りているか確認してから動かす
・グリーンに近づき、参加者のクラブが揃っていれば、カートをグリーン付近の所定の場所へ移動させる




⑤ グリーン

■ マナー
グリーンはコースの中で最も繊細なエリアです。以下のマナーを守りましょう。


・走らない・足を引きずらない(芝を痛めるため)
・他のプレーヤーのパッティングライン(ボールからカップまでのライン)を踏まない
・持っているクラブはグリーンの外(エッジ)に置く
・他のプレーヤーがパットする際は、視界やライン上に立たない
・静かにする
・ボールマークはグリーンフォークで補修する。自分がつけていなくても見つけたら補修するのがマナー


■ グリーンでまずやること

グリーンに乗ったら、まず速やかに自分のボールの後ろにマーカーを置いて、ボールを拾いましょう。ボールが汚れている場合はカートにある雑巾で拭くことができます。


■ パットの打順
パットはグリーンから遠い人から順番に打ちます。2打目以降も同様です。


■ ピンフラッグについて
2019年のルール改正により、ピンフラッグを刺したままパットしてもよいルールになりました。抜く場合は他のプレーヤーの邪魔にならない場所に置きましょう。


■ ホールアウト後
全員がホールアウトしたら、速やかにグリーンを離れカートへ移動しましょう。

スコアの記入はグリーン上ではなく、カートに乗ってから行います。クラブの忘れ物にも注意してください。




ショップオーナーより:マナーを知れば、ゴルフはもっと楽しくなる

初めてのラウンドでは、打つことに精一杯でマナーまで気が回らないこともあります。しかし、ゴルフは同伴者や後続組への配慮が求められるスポーツです。この記事で解説したマナーを頭に入れておくだけで、周囲から「一緒に回りたい」と思われるゴルファーになれます。


次回はラウンド中②として、昼食と後半ハーフの流れについて解説します。

[▶ 初めてのゴルフ場完全ガイド6|ラウンド中② 昼食と後半ハーフの流れ]


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