2026/07/14 11:19

ウェッジ選びで「打感」にこだわるゴルファーが最終的にたどり着くブランドのひとつが、クリーブランドゴルフです。
1979年にサンドウェッジの概念を革新したブランドとして知られるクリーブランドゴルフが、2025年に満を持して投入した最新モデルがRTZウェッジです。
この記事では、RTZの特徴とソールグラインドの選び方、そして100切りを目指すゴルファーへのおすすめセッティングを解説します。
■ クリーブランドゴルフとRTZの誕生
クリーブランドゴルフは、1979年にロジャー・クリーブランド氏が設立したウェッジ専門ブランドです。「ウェッジのクリーブランド」として世界中のプロ・アマチュアから支持を集め、日本ではダンロップスポーツが販売を手がけています。
RTZウェッジは、クリーブランドゴルフが「ウェッジに求められることは何か」という根本的な問いに向き合い、素材から見直すことで生まれた新モデルです。その核となるのが、まったく新しい発想の合金「Z-ALLOY(ゼットアロイ)」です。
■ RTZの4つの特徴
1. 新素材Z-ALLOY(ゼットアロイ)
RTZ最大の特徴が、ゴルフクラブのために開発された新素材Z-ALLOYです。混合・溶解・精錬のシミュレーションを繰り返して誕生したこの合金は、従来モデルより軽比重化(7.82g/cm³→7.64g/cm³)を実現しながら、10%やわらかな素材感を実現しています。軽くなった分の余剰重量を最適な位置に再配分することで、高次元のパフォーマンスを可能にしています。
2. 打点位置に近い重心位置設計(ZIPCORE)
ネック部に軽比重セラミックピンを内蔵したZIPCORE技術により、さらなる余剰重量を創出。打点位置に近い重心位置設計を実現し、フェースセンターに近い重心がより安定した打感とパフォーマンスをもたらします。
3. 卓越したスピン性能(HydraZip+ULTIZIP)
ロフト別に異なるフェースブラストとレーザーミーリングを搭載したHydraZipが、雨や湿気などの悪条件下でも安定したスピン性能を発揮します。さらに最大21本(FULL-FACE)の深く狭い高精度グルーブ(ULTIZIP)が強烈なスピンを生み出します。
4. ロフト別に最適化されたソールグラインド
硬い砂・やわらかい砂のバンカーや深いラフなど、さまざまなシーンを想定し、ロフト別にソール形状を設計。あらゆる状況で最高のパフォーマンスを発揮します。
■ 仕上げの種類
RTZは2種類の仕上げから選べます。
ツアーサテン
マットな質感の定番仕上げ。光の反射を抑え、アドレス時の余計な光反射を防ぎます。
ブラックサテン
落ち着いた黒系の仕上げ。引き締まった見た目で、太陽光の反射をさらに抑えたい方に人気です。なお、通常の使用で下地が見えてくることがありますが、これは独特の風合いを出す仕上げによるものです。
■ 4種類のソールグラインドと選び方
RTZはロフト別に4種類のソールグラインドが用意されています。
Midグラインド
全ロフト角に設定されている標準的なグラインド。バウンス角は10度で、あらゆるライから安定したコンタクトをサポートします。フルショットからアプローチまで幅広く対応できる万能グラインドです。
Fullグラインド
54度・56度・58度・60度に設定されているハイバウンス(12度)グラインド。ソール幅が広く、バンカーや柔らかい砂での安定性に優れています。バンカーが苦手なゴルファーや、ダフリのミスを軽減したいゴルファーに最適です。
Lowグラインド
56度・58度に設定されているローバウンス(6度)グラインド。硬いライや薄い芝からクリーンにボールを打ちたいゴルファーや、フェースを開いて操作性を高めたい上級者向けです。
Adaptグラインド(FULL-FACE)
54度〜60度に設定されているFULL-FACEモデル専用グラインド。ヒールを低く、トウを高くすることでフェースを開きやすく設計されています。フェース全面にグルーブが施されており、ロブショットやバンカーショットなどフェースを開く場面で安定したスピン性能を発揮します。
※グラインドの詳細仕様については、クリーブランドゴルフ公式サイトもあわせてご確認ください。
■ 100切りゴルファーへのおすすめセッティング
4種類のソールグラインドは、スイングのタイプやレベルによって向き不向きがあります。100切りを目指すゴルファーには、以下のセッティングがおすすめです。
1本目(56度・バンカー脱出用)→ Fullグラインド
バウンス角12度のFullグラインドは、バンカーや柔らかい砂でのミスに強く、初心者でも安定した脱出が可能です。ダフリのミスもカバーしてくれるため、バンカーが苦手なゴルファーに特におすすめです。
2本目(52度・距離のギャップ埋め用)→ Midグラインド
フルショットをメインに使う番手なので、標準的なMidグラインドが最もシンプルで使いやすいです。バウンス角10度で、あらゆるライに対応できます。
ウェッジの選び方についてはウェッジ 選び方|初心者が最初に買うべき2本の考え方で詳しく解説しています。
■ RTZの価格とラインナップ
新品価格
RTZの価格はシャフトによって異なります。
ダイナミックゴールドシャフト:¥24,200
N.S. PRO 950GH neoスチールシャフト:¥25,300
N.S.PRO MODUS3 TOUR 115スチールシャフト:¥25,300
ロフト角は46度から64度まで幅広く、グラインドもロフト別に複数から選べるため、自分のスタイルに合った1本を見つけやすいのが特徴です。
中古相場の目安(2026年現在)
RTZは2025年発売のため、中古市場での流通が増えてきています。現在の中古相場は¥11,000〜¥16,000前後が目安です。
「まずクリーブランドを試してみたい」という方は、中古から始めるのもひとつの選択肢です。
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ショップオーナーより:RTZの打感を長く維持するために
新素材Z-ALLOYがもたらす極上の打感と高いスピン性能。それがRTZウェッジの最大の魅力です。
しかし、どんなに優れた素材やグルーブも、キャディバッグの中でヘッド同士がぶつかり合うことで少しずつ傷ついていきます。溝が傷つくとスピン量が変わり、同じスイングでも飛距離や止まり方にバラつきが出てしまいます。
せっかく手に入れたRTZの性能を長く維持するために、ウェッジカバーで溝を守る習慣を持ってください。
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