2026/07/16 11:23


「エグいスピン」

テーラーメイドがMG5ウェッジのコピーに使ったこの言葉は、伊達ではありません。軟鉄鍛造がもたらすソフトな打感と、新開発のスピントレッドデザインが生み出す強烈なスピン性能。2025年に登場したMG5は、ミルドグラインドシリーズの最新世代として、ショートゲームの常識を塗り替えるウェッジです

この記事では、MG5の特徴とグラインドの選び方、そして100切りを目指すゴルファーへのおすすめセッティングを解説します。




■ テーラーメイドとMGシリーズの歩み

テーラーメイドゴルフは、1979年にゲーリー・アダムス氏が設立したアメリカのゴルフクラブメーカーです。「メタルウッド」を世界に普及させたブランドとして知られ、現在はドライバーからウェッジまで幅広いラインアップで世界トップクラスのシェアを誇ります。

ウェッジのMG(ミルドグラインド)シリーズは、PGAツアー出場経験を持つクラフトマン「グレッグ・"シーザー"・シーザリオ」が監修。45年以上にわたりグラインディングに携わり、世界中のトッププレーヤーの声をもとに設計を続けてきた人物です。MG1から始まったシリーズはMG5で5世代目を迎え、軟鉄鍛造とミルドグルーブを核とした独自の哲学を進化させ続けています




■ MG5の4つの特徴


1. 軟鉄鍛造がもたらすソフトな打感
MG5最大の特徴のひとつが、軟鉄鍛造(S25C)によるソフトな打感です。打った瞬間に手に伝わるクリアなフィードバックが、ショートゲームの距離感と方向性の精度を高めます。インパクトの感触でスイングを修正できるのが、軟鉄鍛造ウェッジの大きなメリットです。


2. スピントレッドデザインによる高スピン性能
フェース面に一筆書きのように精密に刻まれたレーザーミーリング「スピントレッドデザイン」を新採用。インパクト時のボールとの接地面を増やし、フェースとボールの間の水分や芝を効率的に逃がします。ウェット時でも安定したスピン性能を発揮します。


3. RAWフェースによる摩擦力の向上
フェース面はノンメッキ加工のRAWフェース仕様。使用とともに自然にサビが発生しますが、これがボールとの摩擦力を高め、スピン性能の維持に貢献します。製品の性能には影響しない設計です。


4. 6種類のグラインドオプション
PGAツアー出場経験を持つクラフトマン「シーザー」が監修した6種類のグラインドが揃い、スイングやコースコンディションに応じた最適な1本を選べます。




■ 仕上げの種類

MG5は2種類の仕上げから選べます。


サテンクローム
シルバー系の定番仕上げ。光の反射を抑えたマットな質感で、アドレス時の余計な光反射を防ぎます。


チャコール
黒系の仕上げ。引き締まった見た目で、太陽光の反射をさらに抑えたい方に人気です。




■ 6種類のグラインドと選び方

MG5は6種類のグラインドが用意されています。スイングのタイプやレベルによって向き不向きがあります。


SBグラインド(スタンダードバウンス)
最も標準的なグラインド。バウンス角は番手によって9〜14度と幅広く設定されており、あらゆるライから安定したコンタクトをサポートします。初めてMG5を手にするゴルファーにおすすめです。


HBグラインド(ハイバウンス)
バウンス角が大きく、バンカーや柔らかい砂での安定性に優れています。スイングが鋭角で、ディボットが深くなるタイプのゴルファーに最適です。


LBグラインド(ローバウンス)
バウンス角を抑えた設計。硬いライや薄い芝からクリーンにボールを打ちたいゴルファーや、フェースを開いて多彩なショットを打ち分けたい中・上級者向けです。


SCグラインド(スクエアフェース向け)
フェースをスクエアに構えながらも操作性を高めたグラインド。フェースを開いて使う場面でも対応できる汎用性があります。


SXグラインド(エクストラ)
バウンス角11度で、SBとHBの中間的な特性を持ちます。様々なコースコンディションに対応できる万能グラインドです。


TWグラインド(ツアーウェッジ)
56度・60度のみに設定されたツアー専用グラインド。PGAツアープロのフィードバックをもとに設計された上級者向けのグラインドです。


※グラインドの詳細仕様については、テーラーメイドゴルフ公式サイトもあわせてご確認ください。




■ 100切りゴルファーへのおすすめセッティング

6種類のグラインドは、スイングのタイプやレベルによって向き不向きがあります。100切りを目指すゴルファーには、以下のセッティングがおすすめです。


1本目(56度・バンカー脱出用)→ HBグラインド
バウンス角14度のHBグラインドは、バンカーや柔らかい砂でのミスに最も強い選択肢です。ダフリのミスもカバーしてくれるため、バンカーが苦手なゴルファーに特におすすめです。


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2本目(52度・距離のギャップ埋め用)→ SBグラインド
フルショットをメインに使う番手なので、最も標準的なSBグラインドが最もシンプルで使いやすいです。あらゆるライに対応できます。


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ウェッジの選び方についてはウェッジ 選び方|初心者が最初に買うべき2本の考え方で詳しく解説しています。




■ MG5の価格とラインナップ

新品価格
MG5の価格は¥31,900(税込)です。ロフト角は46度から60度まで幅広く、グラインドも6種類から選べるため、自分のスタイルに合った1本を見つけやすいのが特徴です。


中古相場の目安(2026年現在)
MG5は2025年発売のため、中古市場への流通が増えてきています。現在の中古相場は¥18,000〜¥24,000前後が目安です。

ひとつ前のモデルMG4であれば、¥12,000〜¥16,000前後で流通しています。「まずテーラーメイドのミルドグラインドを試してみたい」という方は、MG4の中古から始めるのもひとつの選択肢です。


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ショップオーナーより:MG5の「エグいスピン」を長く維持するために

軟鉄鍛造がもたらすソフトな打感と、スピントレッドデザインが生み出す強烈なスピン性能。それがMG5ウェッジの最大の魅力です。

しかし、どんなに優れた溝も、キャディバッグの中でヘッド同士がぶつかり合うことで少しずつ傷ついていきます。溝が傷つくとスピン量が変わり、同じスイングでも飛距離や止まり方にバラつきが出てしまいます。

せっかく手に入れたMG5の性能を長く維持するために、ウェッジカバーで溝を守る習慣を持ってください。



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