2026/08/11 13:56



グリーン周りのアプローチは、スコアに大きく影響します。

しかし、初心者にとって、アプローチの種類や使い分けは難しく感じるものです。

このシリーズ「ゴルフ 初心者 アプローチ」では、グリーン周りでよく使う4種類のアプローチを初心者向けに解説します。


4種類のアプローチ

・ランニングアプローチ:ボールを低く出して転がして寄せる。最もミスが少ない
・ピッチ&ラン:キャリーとランが半々程度。標準的なアプローチ
・ピッチショット:ボールを高く上げてランを少なくして止める
・ロブショット:フェースを開いてボールをふんわり高く上げる。難易度が高く上級者向け


状況に応じてこの4種類を使い分けることがスコアアップの近道です。

第1回は、最もミスが少なく初心者が最初に覚えるべき「ランニングアプローチ」について解説します。




① ランニングアプローチとは

ランニングアプローチとは、ボールを低く打ち出し、グリーン面や花道で大部分を転がしてピンに寄せるアプローチです。4種類のアプローチの中で最もミスが少なく、初心者が最初に覚えるべきアプローチです。

ボールを高く上げる必要がないため、多少トップやダフリがあっても大きなミスにつながりません。距離感もパターに近い感覚でつかめるため、習得しやすいのが特徴です。




② クラブ選択とキャリー・ランの比率

ランニングアプローチは使用するクラブによって、キャリー(空中を飛ぶ距離)とラン(転がる距離)の比率が変わります。


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クラブ      キャリー:ラン

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9番アイアン   1:4
PW(ピッチングウェッジ) 1:2
AW(アプローチウェッジ) 1:1
SW(サンドウェッジ)   2:1

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初心者はPWから始めるのがおすすめです。距離がある場合は9番アイアンを使いましょう。

比率を覚えておくことで、ピンまでの距離に応じたクラブ選択ができるようになります。

例えば、ピンまで30ヤードある場合、PWを使えばキャリー10ヤード・ラン20ヤードで寄せることができます。




③ アドレス(構え方)

アプローチはボールの位置で球筋が変わります。


・ランニングアプローチ:右足寄り→低い球→よく転がる
・ピッチ&ラン:中央→中程度の高さ→キャリーとランが半々
・ピッチショット:左足寄り→高い球→転がりが少ない
・ロブショット:さらに左足寄り+フェースを大きく開く→最も高い球→ほぼ転がらない


アドレスにはいくつかのポイントがありますが、初心者はまずこの2つだけ意識しましょう。


■ グリップ
グリップのゴム部分の一番下端を持ちましょう。下端を持つことでスイング軌道が安定します。


■ ボールの位置
ボールは右足寄り(スタンスの中央よりやや右)に置きます。右寄りに置くことでダフりにくくなり、自然とハンドファーストの形になります。




④ スイング(打ち方)

スイングも難しく考える必要はありません。初心者はこの3つだけ意識しましょう。


■ 手首を使わない
パターのように肩と腕の三角形をキープしたまま、体全体で小さく振ります。手首を使ってしまうと距離感や方向性が不安定になります。振り幅で距離感を身につけましょう。


■ すくい上げない
ボールを上げようとしてすくい上げてしまうのが最大のミスの原因です。転がすイメージで、ヘッドを低く振り抜くことを意識しましょう。

■ 狙い場所
PWを使う場合は、手前から1/3の場所がキャリーの落とし場所の目安です。まず、ボールからピンまでの距離を3等分しましょう。ピンではなく、その落とし場所を見て打ちましょう。残りの2/3をランで転がしてピンに寄せるイメージです。

9番アイアンを使う場合はさらに手前(1/5程度)が落とし場所の目安になります。




⑤ 使える場面・使えない場面

■ 使える場面
ランニングアプローチが最も効果を発揮するのは以下の場面です。


・手前に障害物(バンカー・池)がない
・花道やグリーン周りの芝が短く刈り揃えられている
・ベアグラウンド(土が露出した場所)からのアプローチ
・グリーンエッジからピンまである程度の距離がある場面


距離の目安として、グリーンエッジからピンまでの距離が10〜30ヤード程度ある場合に特に有効です。


■ 使えない場面
以下の場面ではランニングアプローチは不向きです。別のアプローチを選びましょう。


・手前にバンカーや池がある:ボールが上がらないため越えられません

・深いラフの中にボールがある:クラブフェースがラフに負けて脱出できないことがあります




ショップオーナーより:迷ったらランニングアプローチ

グリーン周りで「どのアプローチを使うか」迷ったときは、まず、ランニングアプローチが使えるかどうかを確認しましょう。手前に障害物がなく、芝の状態が良ければ、ランニングアプローチが最もミスが少なく安全な選択です。


次回はピッチ&ランについて解説します。

[▶ ゴルフ 初心者 アプローチ2|ピッチ&ランの基本と使い方]


大切なウェッジの溝を守ることも忘れずに。アプローチを繰り返すほどフェースの溝が傷つきます。ウェッジカバーで溝を守る習慣を持ちましょう。

[▶ 大切なウェッジの溝を守る。ウェッジカバーはこちら]




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