2026/08/16 11:23



前回のゴルフ 初心者 アプローチ3|ピッチショットの基本と使い方では、ボールを高く上げてグリーンに止めるピッチショットについて解説しました。

今回はアプローチシリーズ最終回、ロブショットについて解説します。




ロブショットとは

ロブショットといえば、フィル・ミケルソンが世界で最も有名なロブショットの名手として知られています

メジャー5勝を誇るミケルソンは、実際のトーナメントでもロブショットを多用し、そのたびにギャラリーを沸かせてきました。プロが決める芸術的なロブショットは、ゴルフ観戦の醍醐味のひとつです。

ロブショットとは、フェースを大きく開いてボールをふんわり高く上げ、ほぼ転がらずに落とすショットです。4種類のアプローチの中で最も難易度が高く、ミスするとホームランかザックリになりやすいショットです。

初心者のうちは無理に使う必要はありません。ほとんどの場面はピッチショットで代用できます。




② クラブ選択とキャリー・ランの比率

ロブショットで使用するクラブはSW(56〜58度)またはLW(ロブウェッジ・60度以上)が基本です。ロフト角が大きいほどボールが高く上がります。


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クラブ      キャリー:ラン

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SW(サンドウェッジ)   9:1
LW(ロブウェッジ)    ほぼキャリーのみ

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ピッチショットよりもさらにランが少なく、グリーンに落ちてからほとんど転がりません。




③ アドレス(構え方)

アプローチはボールの位置で球筋が変わります。


・ランニングアプローチ:右足寄り→低い球→よく転がる
・ピッチ&ラン:中央→中程度の高さ→キャリーとランが半々
・ピッチショット:左足寄り→高い球→転がりが少ない
・ロブショット:さらに左足寄り+フェースを大きく開く→最も高い球→ほぼ転がらない


アドレスにはいくつかのポイントがありますが、初心者はまず以下のポイントを押さえておきましょう。。


■ グリップ
フェースを大きく開いてからグリップします。グリップしてからフェースを開くのはNGです。他のアプローチとは逆に、グリップは長く持ちましょう。長く持つことでヘッドが走りやすくなりボールが高く上がります。


■ ボールの位置
ピッチショットよりもさらに左足寄りに置きます。フェースを大きく開くため、スタンスは目標より左を向いて構えます。体重は左右均等、もしくはやや右足体重で構えます。他のアプローチとは逆にハンドレイト(グリップエンドがおへそより右を向く状態)で構えることでボールがさらに高く上がります。




④ スイング(打ち方)

ロブショットのスイングは難易度が高いですが、ポイントを押さえておきましょう。


■ フェースを開いたまま振り抜く
フェースを開いたままインパクトを迎え、そのまま振り抜きます。フェースが閉じてしまうとホームランになります。


■ すくい上げない
ボールを上げようとしてすくい上げるとザックリになります。クラブのロフト角とフェースの開きがボールを上げてくれるので、普通に振り抜きましょう。


■ 思い切って振る
中途半端なスイングが最大のミスの原因です。ロブショットはピッチショットよりも大きなスイングが必要です。思い切って振り抜きましょう。




⑤ 使える場面・使えない場面

■ 使える場面

ロブショットが必要になるのは以下のような極限の場面です。


・手前に高いバンカーや木があり、ピッチショットでも越えられない
・グリーンが硬く、ランニングアプローチやピッチショットでは止まらない


■ 使えない場面

以下の場面ではロブショットは不向きです。


・深いラフの中にボールがある:フェースを開いているためラフに負けやすくなります
・ライが悪い場合:ボールの下にクラブを滑らせる必要があるため、ディボット跡や硬い地面では使えません




ショップオーナーより:ロブショットはゴルフ上達の先にある楽しみ

フィル・ミケルソンが魅せる芸術的なロブショットは、ゴルフの魅力のひとつです。しかし、それはトッププロが何千時間もの練習を積んだ末に習得した技術です。

まずはランニングアプローチからコツコツと身につけていきましょう。アプローチが安定してくれば、自然とスコアはまとまってきます。ロブショットはその先にある楽しみとして取っておきましょう。

このシリーズ「ゴルフ 初心者 アプローチ」では、4種類のアプローチを解説してきました。まずはランニングアプローチから練習を始め、少しずつ引き出しを増やしていきましょう。


大切なウェッジの溝を守ることも忘れずに。アプローチを繰り返すほどフェースの溝が傷つきます。ウェッジカバーで溝を守る習慣を持ちましょう。

[▶ 大切なウェッジの溝を守る。ウェッジカバーはこちら]




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