2026/08/03 15:56

前回のゴルフ 初心者2|クラブの種類と役割では、クラブの種類と役割を解説しました。
今回はゴルフの基本ルールについて解説します。ゴルフには「ルール」と「マナー」があります。初心者のうちはこの2つが混同しがちですが、実は明確な違いがあります。まずその違いを理解した上で、基本ルールを覚えていきましょう。
① ルールとマナーの違い
ゴルフには「ルール」と「マナー」という2つの概念があります。混同されがちですが、明確な違いがあります。
■ ルールとは
ゴルフの公式規則として、R&A(英国ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)によって定められたものです。世界共通のルールであり、違反すると罰打が加算されます。OB・ペナルティ・二度打ち・誤球などが該当します。
■ マナーとは
明文化されたルールではありませんが、ゴルファーとして守るべき礼儀・エチケットのことです。違反しても罰打は加算されませんが、同伴者や他のゴルファーへの迷惑になります。プレーファースト・静かにする・コースを補修するなどが該当します。
この記事ではルールについて解説します。マナーについては、ゴルフ 初心者4|知っておくべき基本マナーで詳しく解説します。
② コースの基本ルール
■ OB(アウト・オブ・バウンズ)とは
OBとは、プレーが認められているコースの境界線の外にボールが出てしまうことです。白い杭や白線で示されています。OBになった場合の対処については、ゴルフ 初心者1|スコアの数え方と基本用語で解説しています。
■ ペナルティエリアとは
ペナルティエリアとは、池・川・水路などの水域やその周辺のエリアのことです。以前は「ウォーターハザード」と呼ばれていましたが、2019年のルール改正で名称が変わりました。赤い杭(レッドペナルティエリア)と黄色い杭(イエローペナルティエリア)の2種類があり、救済方法が異なります。
■ ロストボール(紛失球)とは
ボールを探しても見つからない場合を「ロストボール(紛失球)」と呼びます。ボールを探せる時間はルール上3分以内です。3分以内に見つからない場合は紛失球となり、1罰打を加えて前回打った場所から打ち直します。
同伴者全員でボールの行方を確認しておくことが、紛失球を防ぐ最善の方法です。
■ アンプレアブルとは
ボールが木の根元や深いラフなど、打てない・打ちにくい場所に止まった場合、「アンプレアブル」を宣言することができます。1罰打を加えて以下のいずれかの方法で救済を受けられます。
・前回打った場所に戻って打ち直す
・ボールの位置とホールを結んだ後方線上にドロップする
・ボールの位置から2クラブレングス以内にドロップする
バンカー内でアンプレアブルを宣言した場合は、1罰打ではバンカー内にドロップする必要があります。どうしてもバンカーから出したい場合は、2罰打を加えてバンカー外の後方線上にドロップすることができます(2019年改正)。
③ プレー中のルール
■ 打順のルール
ティーショットは、1番ホールのみスタート抽選器や話し合いで決めます。2ホール目以降は、スコアの良かった順番(オナー)から打ちます。セカンドショット以降は、グリーンから遠い人から打つのが基本です。
■ 暫定球
ティーショットがOBまたはロストボールになる可能性がある場合、「暫定球を打ちます」と同伴者に宣言してから、同じ場所からもう1球打つことができます。最初のボールが見つかった場合はそちらでプレーを続け、見つからなかった場合は暫定球でプレーを続けます。プレーの進行がスムーズになるためおすすめの対処法です。
■ 触れてはいけないもの
プレー中、以下のものには原則として触れてはいけません。
・バンカーではショット前に砂にクラブや手を触れてはいけません
なお、2019年のルール改正により、バンカー内の石・枯れ葉などのルースインペディメント(コース上に存在する固定されていない自然物のこと)は、取り除くことができるようになりました。
■ ボールを動かした場合のルール
グリーン上で誤ってボールを動かしてしまった場合は、無罰で元の位置に戻してプレーを再開します(2019年改正)。グリーン以外では、状況によって1罰打が加算される場合があります。
■ 誤球のルール
間違って他の人のボールを打ってしまった場合(誤球)は2罰打が加算され、自分のボールに戻って打ち直す必要があります。特に、セルフプレーでは同じボールを使っている場合に起こりやすいため、ボールにマジックで印をつけておくことをおすすめします。
④ グリーン上のルール
■ マークのルール
グリーン上でボールを拾う際は、必ずマーカーをボールの後ろに置いてから拾います。マーカーを置かずにボールを拾うと1罰打が加算されます。
■ ピンフラッグのルール
2019年のルール改正により、ピンフラッグを刺したままパットしてもよいルールになりました。以前はピンフラッグに当たると2罰打でしたが、現在は罰打なしです。抜く場合は他のプレーヤーの邪魔にならない場所に置きましょう。
⑤ よく使うローカルルール
ローカルルールとは、各ゴルフ場が独自に設定した特別なルールのことです。ラウンド前にゴルフ場のスコアカードや掲示板で確認しておきましょう。
■ 前進4打(または前進3打)
ティーショットがOBになった場合、1罰打を加えて同じティーグラウンドから打ち直すのが基本ルールですが、ゴルフ場によっては、前進4打や前進3打のローカルルールが設定されている場合があります。詳しくは、ゴルフ場のルールに従ってください。
■ 暫定球
ティーショットがOBまたはロストボールになる可能性がある場合、「暫定球を打ちます」と同伴者に宣言してから、同じ場所からもう1球打つことができます。最初のボールが見つかった場合はそちらでプレーを続け、見つからなかった場合は暫定球でプレーを続けます。プレーの進行がスムーズになるためおすすめの対処法です。
■ 冬季ルール(ウィンタールール)
冬季など芝の状態が悪い時期に、ゴルフ場が独自に設定するルールです。フェアウェイ上のボールをワンクラブレングス以内に動かして打つことができます。適用されるかどうかはゴルフ場によって異なります。
ショップオーナーより:ルールを知ることで、ゴルフはもっと楽しくなる
ルールを知っていることで、コース上でのトラブルに慌てず対処できるようになります。最初からすべてを覚える必要はありません。よく起きるケースから少しずつ覚えていきましょう。
次回はゴルフ 初心者4として、知っておくべき基本マナーについて解説します。
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