2026/08/04 11:24

前回のゴルフ 初心者3|知っておくべき基本ルールでは、ルールとマナーの違いを解説した上で、基本ルールについて説明しました。
今回はマナーについて解説します。
ゴルフは技術よりも先に「マナー」で評価されると言われるほど、マナーを大切にするスポーツです。難しく考える必要はありません。基本にあるのは以下の3原則だけです。
① マナーの3原則
ゴルフのマナーはすべて以下の3原則に集約されます。
1. 安全に:ゴルフボールは硬く、高速で飛ぶため大変危険です。自分も同伴者も安全にプレーできることが最優先です
2. コースを大切に:コースは多くのゴルファーが共有する場所です。自分が傷つけた場所は必ず元に戻して去りましょう
3. 同伴者・後続組に配慮して:ゴルフは半日近くを複数人で共有するスポーツです。お互いが気持ちよくプレーできるよう配慮することが大切です
この3原則を頭に入れておけば、細かいマナーを忘れてしまっても自然と正しい行動ができるようになります。
② 安全に関するマナー
■ 人のいる方向に打たない・素振りしない
打球やクラブが人に当たると大ケガにつながります。ショットの前は必ず周囲の安全を確認しましょう。素振りをする場合も、周囲に人がいないことを確認してから行います。
■ 前の組に打ち込まない
前の組がまだショットの届く範囲にいる場合は、絶対に打ちません。打球事故の最も多い原因のひとつです。前の組が十分に進んでから打ちましょう。
■ ファー!の声かけ
打球が人に向かって飛んでしまった場合は、すぐに大きな声で「ファー!」と叫んで危険を知らせましょう。恥ずかしがらず、迷わず大声で叫ぶことが大切です。
■ 隣のコースへ打ち込んだ時の作法
隣のコースへボールが飛んでしまった場合は、隣のコースのプレーヤーが優先です。プレーの合間を見計らって「すみません!」と声をかけ、安全を確認してからボールを取りに行きましょう。入る際と出る際は必ず会釈をするのがマナーです。
③ 同伴者への配慮
■ 人のショット中は静かにする・動かない
同伴者がアドレスに入ったら、会話・物音・視界に入る動きをすべて止めましょう。スマホの音にも注意が必要です。
■ 視界・飛球線後方に立たない
打つ人の視界に入る位置や、打つ方向(飛球線)の真後ろに立つことはマナー違反です。打つ人の斜め後方で静かに待ちましょう。
■ 影をかけない
打つ人やパットのライン上に自分の影がかからないよう気をつけましょう。特にグリーン上では注意が必要です。
■ アドバイスは求められたときだけ
同伴者のスイングや打ち方についてアドバイスをするのは、相手から求められたときだけにしましょう。求められていないアドバイスは相手の集中を妨げることがあります。
■ 挨拶を忘れない
スタート前には同伴者へ「本日はよろしくお願いします」、ラウンド終了後には「ありがとうございました」と挨拶をしましょう。ゴルフ場のスタッフへの挨拶も大切です。
④ プレーファースト
スロープレー(遅いプレー)はゴルフ場全体の進行に影響します。自分だけの問題ではなく、後続の全組に迷惑がかかることを意識しましょう。
■ 自分の番が来る前に準備する
他の人がショットしている間に、距離・クラブ・狙いを決めておきましょう。「止まってから考える」をやめるだけで、プレーのペースが大きく改善します。
セカンドショット以降は、使いそうなクラブを数本まとめて持って移動しましょう。毎回カートに戻るのは時間のロスになります。グリーンに近づいたらパターも忘れずに持参しましょう。
■ ボールが見つからない場合
ボールが見つからない場合は、速やかに次のプレーへ進む判断も大切なマナーです。ルール上の3分を目安にしつつ、後続組が待っている場合は早めに切り上げましょう。
■ スコアの記入はグリーンを出てから
スコアの記入はグリーン上ではなく、次のホールへ移動してから行いましょう。グリーン上で長居することは後続組への迷惑になります。
⑤ コースを大切にするマナー
■ ディボット(ターフ)の補修
ショットで芝が削れた場合(ディボット)は、削れた芝を元の場所に戻すか、カートに用意されている目土を入れて補修しましょう。次のプレーヤーへの最低限の礼儀です。
■ バンカーのならし方
バンカーに入る際は、ボールに近い低い側の縁から入ります。ショットを終えたら、足跡やクラブ跡をレーキ(砂をならす道具)でならしてからバンカーを出ましょう。レーキがない場合は足でならします。
■ グリーンのボールマーク補修
ボールがグリーンに落ちた際にできるへこみ(ボールマーク)は、グリーンフォークで補修しましょう。自分がつけたもの以外でも、見つけたら補修するのがマナーです。放置するとグリーンの芝が傷んでしまいます。
■ カートの乗り入れルール
カートはコースで定められた走行ルールに従いましょう。カート乗り入れ禁止エリアや、カート道のみ走行可能なエリアがある場合があります。ゴルフ場の案内に従って運転しましょう。
⑥ クラブハウス・施設でのマナー
■ 帽子を脱ぐ場面
クラブハウス内・レストランでの食事中は帽子を脱ぐのがマナーです。プレー中は熱中症対策のためにも帽子を着用することをおすすめしますが、室内では脱ぐようにしましょう。
■ シューズの汚れを落とす
クラブハウスへ戻る前に、エアコンプレッサーや雑巾でシューズの汚れを落としましょう。泥や芝のついたシューズのままクラブハウスに入ることは避けましょう。
■ 服装のマナー
服装については初めてのゴルフ場完全ガイド2|準備編②持ち物と服装で詳しく解説しています。
ショップオーナーより:マナーを知ることで、ゴルフはもっと楽しくなる
マナーを知っているゴルファーは、同伴者から「また一緒に回りたい」と思われます。技術はこれから磨けばいいですが、マナーは今日から実践できます。3原則「安全に・コースを大切に・同伴者に配慮して」を胸に、楽しいゴルフライフをスタートさせましょう。
次回はゴルフ 初心者5として、ゴルフ場の種類と選び方について解説します。
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