2026/08/06 10:55


前回ゴルフ 初心者5|ゴルフ場の種類と選び方では、ゴルフ場の種類と選び方について解説しました。

今回はコースの読み方について解説します。ゴルフは「どこに打つか」を考えることがスコアに大きく影響するスポーツです。クラブを振る技術と同じくらい、コースを読む力が大切です。




コースの読み方とは何か

コースの読み方とは、各ホールのレイアウトやハザードの位置・風・距離などを事前に把握した上で、どこに・どのクラブで打つかを判断することです。これを「コースマネジメント」と呼びます。

初心者のうちは「とにかく遠くに飛ばしたい」と考えがちですが、ハザードに入ってペナルティを重ねるよりも、安全な場所に確実に打つ方がスコアはまとまります。コースを読む習慣を身につけることが、100切りへの近道です。




② スコアカードとコースレイアウトの見方

■ スコアカードの見方
スコアカードには各ホールの情報が記載されています。


・パー:そのホールの基準打数
・距離:ティーグラウンドからグリーンまでの距離(ティーグラウンドの種類によって異なる)
・ハンディキャップ(HC):ホールの難易度を示す数字。数字が小さいほど難しいホールとされています


ハンディキャップが小さいホール(難しいホール)では、無理をせず安全な場所に打つ判断が大切です。


■ カートのナビの見方
最近のゴルフ場ではカートにナビが搭載されていることが多いです。ナビにはコースのレイアウト図が表示され、現在地からグリーンまでの距離・ハザードの位置・ピンの位置などを確認できます。ショットの前に必ず確認する習慣をつけましょう。




③ 距離の見方

■ ヤード杭

コースには100ヤード・150ヤード・200ヤードを示すヤード杭が設置されています。フェアウェイの端やカート道沿いに立てられており、グリーンのセンターまでの距離を示しています。

日本のゴルフ場では2つのグリーンを持つコースが多くあります。その場合、ヤード杭も右グリーン用・左グリーン用が別々に設置されています。その日が右グリーンであれば右側のヤード杭、左グリーンであれば左側のヤード杭を参照しましょう。どちらのグリーンを使用するかはスコアカードやマスター室で確認できます。

ヤード杭の色や表示方法はゴルフ場によって異なります。色で距離を示す場合や、杭に刻まれた線の数で示す場合(1本線なら100ヤードなど)もありますので、スコアカードや案内板で事前に確認しておきましょう。


■ レーザー距離計・GPSナビ
最近は多くのゴルファーがレーザー距離計やGPSナビを使用しています。ピンまでの正確な距離を把握できるため、クラブ選択に迷いがなくなります。初心者にも使いやすいアイテムです。




④ ハザードの見方

ショットを打つ前に、コースのレイアウトを確認してハザードの位置を把握しておきましょう。


■ バンカーの位置を確認する
フェアウェイバンカーとグリーン周りのガードバンカーの位置を確認しましょう。バンカーを避けられる安全な場所を狙うことがスコアアップの基本です。


■ 池・ペナルティエリアの位置を確認する
池や川などのペナルティエリアに入るとペナルティが発生します。ペナルティエリアのラインを示す赤・黄色の杭の位置を事前に確認しておきましょう。


■ OBゾーン・1ペナゾーンの確認
白い杭で示されるOBゾーンと、赤・黄色の杭で示される1ペナゾーンの位置を確認しましょう。OBとペナルティエリアのルールについてはゴルフ 初心者3|知っておくべき基本ルールで詳しく解説しています。




⑤ グリーンの読み方

■ ピン位置の確認
ピンはグリーン上の手前・奥・左・右に設置されます。カートのナビでピン位置を確認しておきましょう。初心者のうちはピンの位置に関わらず、グリーンのセンターを狙うのがおすすめです。


■ グリーンの傾斜の読み方
グリーンには傾斜があり、ボールはその傾斜に沿って曲がります。パットの前にボールとカップの間の傾斜を確認し、どちらの方向に曲がるかを予測してから打ちましょう。グリーンの低い方向にボールが曲がるのが基本です。


■ 芝目の読み方
芝目とは芝の生えている方向のことです。芝目が順目(打つ方向に芝が寝ている)の場合はボールが速く転がり、逆目(打つ方向に芝が立っている)の場合はボールが遅くなります。芝の光り方で確認でき、光って見える方向が順目です。




⑥ 風の読み方

■ 風向きの確認方法
ティーグラウンドではコース両脇の木の葉の揺れを見て風向きを確認しましょう。また芝を少し摘んで上に撒き、流れる方向で確認する方法もおすすめです。


■ 風がショットに与える影響
向かい風(アゲインスト)の場合はボールが失速して飛距離が落ちます。追い風(フォロー)の場合は飛距離が伸びます。横風の場合はボールが流される方向を考慮して狙いを調整しましょう。


■ 風に応じたクラブ選択
向かい風のときは1〜2番手大きいクラブを選び、低く打つことで風の影響を減らせます。初心者のうちは風が強い日は無理をせず、安全な場所を狙うことを優先しましょう。




⑦ 初心者のためのコースマネジメント

■ ハザードを避けて安全な場所に打つ
「飛距離よりも方向性」を意識しましょう。池やバンカーを避けてフェアウェイの広い場所を狙うだけで、スコアが大きく変わります。ドライバーにこだわらず、フェアウェイウッドやアイアンでティーショットを打つ選択も有効です。


■ 得意な距離を残す
例えば100ヤードが得意な場合、グリーンまで250ヤード残っているなら、まず150ヤード打てるクラブを選びます。次のショットで得意な100ヤードを残すことで、スコアがまとまりやすくなります。自分の得意な距離を把握しておくことが大切です。


■ グリーンを狙うタイミング
グリーンに届く距離まで来たらグリーンのセンターを狙いましょう。ピンが端にある場合でも、初心者のうちはセンター狙いが無難です。

まだグリーンに届かない距離の場合は、無理にグリーンを狙わずグリーン周りの安全な場所に刻むことを優先しましょう。グリーン周りからアプローチで確実に乗せる方がスコアはまとまります。

アプローチに使うウェッジの選び方についてはウェッジ 選び方|初心者が最初に買うべき2本の考え方で解説しています。




ショップオーナーより:コースを読むことが、スコアアップへの近道

技術を磨くことはもちろん大切ですが、コースを読む力を身につけることでスコアは大きく変わります。ハザードを避け、得意な距離を残し、安全な場所を狙う。この基本を意識するだけで、初めてのラウンドでも落ち着いてプレーできるようになります。


次回はいよいよ最終回、ゴルフ 初心者7として100切りを目指すための考え方について解説します。

[▶ ゴルフ 初心者7|100切りを目指すための考え方]



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